スマートフォンサイトを持っている人や、ブログ記事に、電話発信タグを使っている人は、どのページから発信されているか
スマートフォンの電話コンバージョンをアナリティクスをで測る為の設定方法を紹介
基本的には、グーグルアナリティクス側に設定する。
設定に対応したタグを貼る。
という事になります。そこまで難しくないので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
電話コンバージョン解析の概要、仕組み
アナリティクス側に解析するための条件を決めておいて、その条件にあうタグを該当場所に張り付けます。
それにより、条件別の設定と、タグを1セットと考えます。
そのワンセットが正しく設定できれば、電話発信したタイミングや、どこの場所の電話番号から発信されたのか?
という事がわかります。
グーグルアナリティクスの開設
グーグルアナリティクスが必要なので、グーグルアナリティクスのアカウントを開設しよう
これが無いと始まりません。
リンク先はグーグルアナリティクスのページです。
アカウントの解析方法は、ちょっとググってもらうとわかりますので、省略致します。
電話解析の設定方法
アナリティクスのアカウント作成がおわったら、アナリティクスへログインしましょう。
アナリティクスにログインしたら、左下のギアマークをクリックしてください。
ビュー列の目標をクリックしてください。
+あたらしい目標ボタンをクリックしてください。
目標設定
カスタムにチェックを入れてください。
続行ボタンをクリック
目標の説明設定
目標概念がわかる名前を入力してください。
タイプはイベントにチェックしてください。
目標の詳細
目標詳細設定に下記のように入力してください。
- カテゴリ= click
- アクション= click1
- ラベル = label
- 値 = 入力しない
これはどういうことかと分かりやすくざっくり言うと、
解析として受け付ける為に、①カテゴリ ②アクション ③ラベルを決めておいて、決めた条件全てに合致した、リンクをクリックしたときに、カウントする。
という為のものです。
上記の条件だと、タグはこうなります。
<a href=”tel:番号” onclick=”gtag(‘event’, ‘click1’, {‘event_category’: ‘click’,’event_label’: ‘label’});”>表示テキスト</a>
コンバージョンの目標値としてイベント値を仕様
はい
を選択してください。
その後、保存ボタンをクリックして、アナリティクス側への設定が完了です。
電話コンバージョン用タグを貼っていきましょう
先ほどの電話コンバージョン用のタグを、必要な箇所に張り付けていきましょう。
リンクタグは難しくないので説明は省きます。
赤い文字の所をコピペして使ってください。
<a href=”tel:番号” onclick=”gtag(‘event’, ‘click1’, {‘event_category’: ‘linkclick’,’event_label’: ‘label’});”>表示テキスト</a>
応用編!電話発信番号が、ページの複数個所で表示し、それぞれ別個に解析する場合
複数個所の電話コンバージョンが知りたければ、その個数分グーグルアナリティクスで設定を増やしてください。
その時は、最低でも条件のラベルを変更して設定し、該当のタグもその場所だけ変更してください。
例:青いところだけ変化させます。
違う箇所用例:
<a href=”tel:番号” onclick=”gtag(‘event’, ‘click1’, {‘event_category’: ‘linkclick’,’event_label’: ‘label2‘});”>表示テキスト</a>
アナリティクスの設定もラベルの所をlabel2として設定を作っておく
違う箇所用例:
<a href=”tel:番号” onclick=”gtag(‘event’, ‘click1’, {‘event_category’: ‘linkclick’,’event_label’: ‘label3‘});”>表示テキスト</a>
アナリティクスの設定もラベルの所をlabel3として設定を作っておく
そのスマホサイトで電話発信ボタンちゃんと使われる?
あとは、その番号を自分でタップして、発信されたときに反応するかどうか?を見ましょう。
一度左にあるホームボタンをクリックしてホームへ戻ってください。
次にグーグルアナリティクスの左の項目の中にレポートというのがあります。
レポートの中に、あるリアリタイムをクリックします。
さらにその中のコンバージョンというのをクリックしてください。
でてきた画面の時にスマホでアクセスして、電話発信をしてみてください。
目標として名称を決めた項目の数値が変化するはずです。
これで、電話コンバージョンをを知るために、グーグルアナリティクスへの設定と、サイトへのタグの貼り方が成功したということになります。
スマホサイトについてる電話番号ボタンの同一ページで、場所・色・デザインで発信数を比較できる!?
場所や色でタップされる率を測定するときに、アナリティクス側の条件設定を、わかりやすく作れば、解析できます。
例えば、
- 上-色-赤電話発信
- 記事下-青電話発信
- フロート下-メニューボタン型電話発信
というような感じで作れば、それぞれのタグをそれぞれに対応した箇所に張り付ければ、解析するときに、
- 場所が上で赤色のボタンの時の発信数がわかる
- 場所が記事下で青色のボタンの時の発信数がわかる
- 場所がフロートで下張り付きでメニューボタンの時の発信数がわかる。
というような、事も応用でできます。
何処のページで該当箇所がクリックされたのか?
これについては、設定した項目のレポートをクリックしていくと、最後にどのページというのはわかります。
それによって、ページごとと、解析の条件とで、あなたのサイトでは、どの記事のどの場所が一番電話発信されている。
というような事もわかってきます。
まとめと注意点
という事で、この機能を使うと、アクセスユーザーの数と、電話発信数で、サイトの作り方や、ページの作り方に改善する材料として考えることができます。
こういった情報をこまめにとっていく事も大事です。
このあたりの設定は、サイトの設計がある程度きれいに終わっている状態で、最初は1つの条件で、そもそも電話番号はタップして発信されているのか?
という、低い目標から、あくセスが増えていくにつれて、条件を増やしていくというのがいいです。
データ量が少ないうちに、憶測で細かく増やすと、少ないデータで判断すると、あとから変更したりするのに、手間が増える事もあり得ます。
この解析の重要性はどれくらい?またどういう状況で必要なのか?
この解析をするには、そもそも、毎日のユニークユーザーが100以上ないと、あまり実感できないかもしれません。
また、長く運営し続けていると、電話帳から電話する人も多くなってきますので、徐々に横這いになっていく傾向があります。
電話番号をタップさせることが目的ではなく、電話させやすくするには、どの位置に電話タップボタンを配置するべきか?
という感じ程度でいいとおもいます。
この解析は、局所的に解析するような目的が強いと思いますので、あまりこのデータだけをみて判断するというよりは、どういう記事にアクセスが来てどういうページへ移動しているのか?
などのデータと共に、総合的に判断する方が良いでしょう。
極端な事を言えば、サイトのユニークユーザーが100に満たないサイトの場合は、導入してもその良さを実感できないどころか、意外と電話ボタン使われていないと落胆するだけになる場合もあります。
電話ボタンの配置のABテストのような事をするときはユーザーが100以上は確実にあり、かつ新規の流入記事を書いている事。
というような条件が付きそうです。
どちらかというと、この対策をして、細かくどこにボタンを配置すればいいか?を見極めるよりは、新規記事の流入、既存記事の滞在時間、店舗ビジネスであれば、グーグルマイビジネスなどの事を、しっかり対策した場合が良いです。
というわけで、今回は、電話番号へスマートフォンから発信するときの発信ボタンのコンバージョンを解析する為の設定の仕方でした。
ではまた。